体感すること、体験すること

「実りの秋ですね」「大地の恵みに、感謝」、なにげなく使っていたことば。ここ最近、腹の底からその意味をかみしめることが多いなぁ、としみじみする。体感体験のちから。

 

畑に収穫にいきました。ほとんど手伝えていなかったので、私はいいとこどりだけど。

 

水を得た魚のように、大地を踏みしめ駆け巡り、土いじりを始める娘っ子。

ミニ人参、水菜にかぶ、大根。力を合わせて「うんとこしょーどっこいしょー」と土から顔出す不揃いさんたち。

 

地に足をつけ、お天道様をありがたみ、土を耕し今日食べる分を自らの手で取っていただき、味わう。田舎育ちの私にとっては原風景だったけど、いつの間にか遠い体験となっていた。

 

都会にいる今、せめて無機質でまぶしく光る画面に首ったけでを指で耕す?より、人の体をさわり、土を触り、はしゃいで駆け巡る子供らに目くじら立てずに見守る、暮らしをしていきたいなぁ。